日本メイズ生産者協会

資材選択

当協会では幅広い先進事例をもとに、栽培する地域や作型にあった資材のご提案させていただきます。

とうもろこし品種の早晩性は子実コーンの場合、播種から子実が完熟するまでの期間のことを指すのに対して、サイレージ用は総体(茎葉と雌穂を含めた地上部全て)の水分が一定の基準(70%程度)まで低下する期間で表されています。そのため、サイレージにおける相対熟期の日数差が子実の熟期と同じ場合もあれば、反対になることもあります。この点は種苗会社と協力して子実における適切な熟期の品種を選択できるように整理してご提案します。

子実コーンを高収量化させるためには雌穂の単純な大きさだけでなく、栽植本数を増やした場合でも雌穂の先端まで子実を充実させることができる稔実性の高い品種を選択することが非常に重要です。また、子実が完熟するまで生育させる必要があるため、病気や倒伏に対して高い耐性がある品種が望まれます。複数の事例をもとに最適な品種をご提案いたします。

サイレージの収穫適期である黄熟中期を過ぎてからカビが顕著に発生するようになります。カビに対する抵抗性は品種によって異なること、サイレージ用品種の中にはカビへの耐性が整理されていないものが多数ある点に注意が必要です。子実の品質を安定させるため、カビが発生しにくい品種をご提案いたします。カビ毒数値の高い原料が出来上がってしまった場合、実需サイドでの運用が難しくなってしまう為、特に注意を払う必要があります。

子実コーンの肥料は目標とする収量に対して施用する量を変える必要があります。基肥と追肥の施用量を目標収量に合わせて決め、窒素肥料を中心に調達のしやすい肥料で供給量を決定します。堆肥の養分供給によって基肥を削減することも可能ですが、成分が不均一のため、成分を把握することが重要です。目標収量や施肥体系に応じた効率的な施肥設計をさせていただきます。

ニーズに合わせて、適切なアドバイス

品種選択アドバイス
肥培管理アドバイス
圃場作りアドバイス

JMFAの生産サポート体制

当協会のとうもろこし生産・運用サポート体制は、栽培から貯蔵や保管、実需とのマッチング迄をカバーしており、初めて栽培される方から、先進事例を導入してレベルアップを図りたい方まで、幅広くご利用いただけます。